2025年全米オープン、J.J.スポーンがメジャー初制覇!難攻不落のオークモントCCで唯一のアンダーパー
2025年の全米オープンは、ゴルフ界に新たなヒーローが誕生する瞬間となりました。舞台となったのは、ペンシルバニア州に位置するゴルフの聖地、オークモントカントリークラブ。その難易度の高さから、幾多の名選手を苦しめてきたこのコースで、J.J.スポーン選手がメジャー初優勝を飾りました。
特筆すべきは、彼が4日間でただ一人、トータルでアンダーパーを記録したという事実です。これは、オークモートCCがいかに牙を剥いていたかを物語っています。他の選手たちが苦しむ中、最終日は前半+5と厳しくなりましたが後半-3、しかも18番ではロングパットを入れてバーディーと結果的には安定したプレーでスコアをまとめ上げたJ.J.スポーン選手の精神力と技術は、まさに圧巻の一言に尽きるでしょう。
アダム・スコットは最終日に失速
そんな難コースで、ベテランの意地を見せていたのがアダム・スコット選手でした。3日目を終えて2位タイにつけ、2013年のマスターズ以来となる12年ぶりのメジャー2勝目への期待が高まっていました。もし優勝していれば、初優勝から2勝目までのブランクとしては史上最長となる記録を樹立するところでした。
しかし、ゴルフの神様は彼に微笑みませんでした。最終日に「79」とスコアを大きく崩し、最終順位は12位タイ。メジャーの最終日の重圧が、彼にのしかかったのかもしれません。
松山英樹選手、最終日に意地の巻き返し
日本勢で注目が集まった松山英樹選手は、3日目を終えて63位タイと厳しい状況に置かれていました。しかし、そこはやはり世界の松山選手。最終日には「68」をマークし、大きく順位を上げて42位タイで大会を終えました。
開幕戦での優勝以降、どうも調子が上向いていないように見受けられる松山選手。今回の全米オープンでも、本調子とは言えないまでも、最終日の巻き返しは彼のポテンシャルの高さを改めて示すものでした。今後のトーナメントでの復調に期待したいところです。
全米オープンを終えて
今回の全米オープンは、J.J.スポーン選手のブレイクスルー、そしてオークモントCCの厳しさが強く印象に残る大会となりました。メジャーの舞台で新たな歴史が刻まれる瞬間は、いつ見ても感動的です。
次なるメジャー大会でも、どのようなドラマが生まれるのか、今から楽しみでなりませんね。